イエシロアリについて

4月下旬にシロアリの群飛が始まったことはお伝えしたとおりですが、実はシロアリにも種類があり、前回お伝えしたシロアリはヤマトシロアリという種類です。

ヤマトシロアリの生態などの詳しい情報はまた改めてお伝えするとして、今回は簡単にイエシロアリの事について述べたいと思います。

イエシロアリの群飛は6月~7月頃と言われています。もちろん、その年の気候によりズレがありますが、およそ今からが群飛を始めるシーズンになります。

シロアリの種類による被害の違いですが、ヤマトシロアリとイエシロアリでは、イエシロアリの方が桁違いの加害力を持っています。

というのも、そもそもヤマトシロアリは水を運ぶ能力がないので、湿度の高い土中や湿った木材を好む一方、イエシロアリは水を運ぶ能力を持ち合わせているので、乾いた木材でも関係なくダメージを受けます。

ですから、家で比較的湿度が高い床下だけでなく、家の全てが被害を受ける可能性があるというのがイエシロアリの脅威と言えます。

ちなみにイエシロアリはあまり気温が低くなるエリアでは生息できません(もう少し踏み込んだ説明はまた改めて説明できればと思います)。いずれにしても日本では、本島では太平洋側の沿岸部などを中心に生息が多数確認されています。

ただし、注意が必要なのはここ最近の温暖化と異常気象です。実際に弊社でご依頼を受けたイエシロアリ駆除の統計データをまとめているわけではありませんが、長年実際に調査・施工をさせていただいている我々の肌感覚として、イエシロアリの生息エリアが広がっているのは間違いないと思います。

イエシロアリの被害は一言で言うと「猛烈」です。いつもお伝えしているつもりではありますが、今一度、被害に遭われる前の予防施工についてご検討していただければと思います。

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